故人や先祖の御霊(みたま)はその家の守護神となり、子孫を守るといわれています。
故人や先祖の御霊を祀る祖霊舎(それいしゃ)は、御霊舎(みたまや)、神徒壇(しんとだん)
祭壇宮(さいだんみや)ともいわれ、仏式の仏壇に当たります。
【霊璽(れいじ)と祖霊舎(それいしゃ)】
霊璽(れいじ)とは、仏教の位牌にあたるもの。
埋葬の前に霊璽と呼ばれる白木のしるしに、みたまを遷す遷霊祭が行われます。
葬儀から50日祭までは特別に飾られますが、50日祭の忌明けが終わるとご先祖の霊といっしょにおまつりするようになります。
祖霊舎は、仏教の仏壇に当たるものです。神棚より少し下げて、別に設けます。
仏間、床の間、お部屋の一角、リビング、家具や棚の上など・・
毎日のお祈りのしやすい場所がよいでしょう。
祖霊舎は、神棚より下に安置します。向きは南向きか東向きがよいですが、住宅事情によってその向きにならないこともあります。
購入の際には、置くスペースの高さ、巾、奥行を測ってください。
迷う場合には、採寸や置く場所のご案内にお伺いしますので(無料)
お気軽にご相談ください。
【時期】
ご不幸があった場合には、50日祭の霊祭までが一つの目安です。
50日祭と開眼供養とを同じ日におこなって頂くことができます。それ以外は、年祭、お彼岸、引越しのときなどが多いですが、いつでもかまいません。ご新築のときには、先に神徒壇を選んでおくと納まりが良いでしょう。
神棚と同じように、榊、お酒、水、塩、米などを供えます。季節のものや故人の好きだったものも。
毎日全てをお供えするのが丁寧ですが、1日、15日などと日を決めて行うのもよいでしょう。普段のお供えは、ご家族が召し上がっているものと同じ、ご飯と味噌汁お茶、などとする方もあります。
外扉は常に開けておくことが多いですが、内扉(霊の入っている部分)は閉めておきます。
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